我が家は子供3人の5人家族です。
家族が増えると幸せな時間も増えますが、ことお金に関してはやはり不安も一緒に増えてしまいます。
そこで、子ども3人を大学まで進学させた場合、教育費用としてはどれだけ必要になるのかを一度考えてみました。
あくまで一例なので、参考程度になりますが、これから家族が増える方はこういったシミュレーションも必要なんだと参考にしてもらえると幸いです。
大学無償化の条件とは?
2025年から実施される大学無償化制度において、子ども3人が無償化の対象となるための条件や要件は以下の通りです。
1. 扶養条件
- 3人以上の子どもを扶養している家庭が対象:多子世帯(3人以上の子どもを扶養している家庭)が無償化の対象となります。このため、大学無償化を受けるには、扶養している子どもが3人以上である必要があります。
2. 無償化の対象範囲
- 大学や専門学校に在籍する子ども:無償化の対象となるのは、大学や専門学校に在籍している子どもです。無償化対象の大学や専門学校には、公立・私立を含みます。
3. 学費の無償化
- 学費の全額または一部が免除:無償化が適用される場合、授業料が全額免除されるか、私立の場合は一部減額される可能性があります。
4. 無償化の持続条件
- 扶養状態の維持:長男が大学院に進学し、扶養の対象である場合、次男と長女も無償化の対象として継続します。しかし、長男が大学を卒業して扶養から外れると、次男と長女の無償化対象も外れる可能性があります。
5. 所得制限
- 一定の所得制限あり:無償化の対象となるためには、家庭の所得が一定の基準を満たしている必要があります。詳細な基準は制度開始時に発表されますが、一般的には低所得または中所得世帯が対象となります。
6. 申請手続き
- 無償化を受けるための手続き:無償化を受けるためには、該当する条件を満たしていることを証明するための申請が必要です。これには、扶養している子どもの人数や所得証明書などの提出が含まれる可能性があります。
まとめ
- 3人以上の子どもを扶養している多子世帯であり、大学や専門学校に在籍していることが基本条件です。所得制限もあるため、家庭の収入状況に応じた審査が行われ、無償化の範囲が決定されます。
子ども3人を大学まで進学させた場合の教育費用は?
我が家の場合、長男6歳、次男4歳、長女0歳の場合の教育費を、2025年の大学無償化制度を考慮して試算します。以下のシナリオでは、長男が大学を卒業し、扶養から外れた後、次男と長女の学費が再び有償となる可能性がある点を考慮します。
前提条件
- 幼稚園から高校までの費用は全員公立・私立の割合を維持。
- 大学は全員私立で、大学無償化制度を適用する。
- 長男が大学を卒業し扶養から外れるため、次男と長女の後半2年間の学費は有償となる。
長男(現在6歳)
- 幼稚園(公立):すでに終了。
- 小学校(公立):35万円 × 6年 = 210万円
- 中学校(公立):50万円 × 3年 = 150万円
- 高校(私立):100万円 × 3年 = 300万円
- 大学(私立、無償化対象):0円 × 4年 = 0円
長男合計:660万円
次男(現在4歳)
- 幼稚園(公立):すでに終了。
- 小学校(公立):35万円 × 6年 = 210万円
- 中学校(公立):50万円 × 3年 = 150万円
- 高校(私立):100万円 × 3年 = 300万円
- 大学(私立、無償化適用期間は2年、後半2年は有償):
- 無償:0円 × 2年 = 0円
- 有償:160万円 × 2年 = 320万円
次男合計:980万円
長女(現在0歳)
- 幼稚園(公立):25万円 × 3年 = 75万円
- 小学校(公立):35万円 × 6年 = 210万円
- 中学校(公立):50万円 × 3年 = 150万円
- 高校(私立):100万円 × 3年 = 300万円
- 大学(私立、無償化適用期間は2年、後半2年は有償):
- 無償:0円 × 2年 = 0円
- 有償:160万円 × 2年 = 320万円
長女合計:1,055万円
総合計
- 長男の教育費:660万円
- 次男の教育費:980万円
- 長女の教育費:1,055万円
総計:2,695万円
結論
長男が大学を卒業し扶養から外れると、次男と長女の大学後半2年間の学費が有償となるため、全体の教育費は約2,695万円になります。この金額を基に、各段階での教育費準備を進めることが重要です。
長男が大学院に進学して扶養から外れなかった場合は?
2024年現在の大学無償化の制度の内容では、長男が大学院に進学し、扶養から外れない場合、次男と長女の大学の学費も無償化の対象として継続されます。この場合、3人とも大学・大学院の費用が無償化されるため、家族全体の教育費用に大きな影響があります。これを踏まえて再試算します。
前提条件
- 長男が大学院に進学し、扶養から外れないため、全員の大学・大学院の学費は無償化の対象となる。
- 幼稚園から高校までは、先ほどと同じ前提(公立・私立の組み合わせ)で計算。
長男(現在6歳)
- 幼稚園(公立):すでに終了。
- 小学校(公立):35万円 × 6年 = 210万円
- 中学校(公立):50万円 × 3年 = 150万円
- 高校(私立):100万円 × 3年 = 300万円
- 大学(私立、無償化対象):0円 × 4年 = 0円
- 大学院(私立、無償化対象):0円 × 2年 = 0円
長男合計:660万円
次男(現在4歳)
- 幼稚園(公立):すでに終了。
- 小学校(公立):35万円 × 6年 = 210万円
- 中学校(公立):50万円 × 3年 = 150万円
- 高校(私立):100万円 × 3年 = 300万円
- 大学(私立、無償化対象):0円 × 4年 = 0円
次男合計:660万円
長女(現在0歳)
- 幼稚園(公立):25万円 × 3年 = 75万円
- 小学校(公立):35万円 × 6年 = 210万円
- 中学校(公立):50万円 × 3年 = 150万円
- 高校(私立):100万円 × 3年 = 300万円
- 大学(私立、無償化対象):0円 × 4年 = 0円
長女合計:735万円
総合計
- 長男の教育費:660万円
- 次男の教育費:660万円
- 長女の教育費:735万円
総計:2,055万円
結論
長男が大学院に進学し、扶養から外れない場合、次男と長女も引き続き無償化の対象となり、3人合わせての教育費の総額は約2,055万円となります。このケースでは、長男が大学院を卒業するまで、全員の大学・大学院の学費が無償となるため、教育費の負担が軽減されます。
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